認定試験における資格評価基準及び評価方法
認定試験延期 |
一般社団法人VR革新機構では、令和4年度当初から、資格認定事業として、VR・3Dディジタル・コンテンツ・リテラシー認定試験、JMUGマイスター認定試験、及びVR・3Dディジタル・コンテンツ・スキル認定試験を実施する予定にしておりました。しかし、令和4年3月21日にコロナ感染にともなうまん延防止等重点措置が解除されたのものの、認定試験の要素として挙げておりました「撮影実績リストと成果物提出」の実績を重ねることが難しい状況が続いておりますので、資格認定事業の実施を令和4年10月まで延期させていただきます。 |
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一般社団法人VR革新機構(以下「当法人」という。)は、VR・3Dディジタル・コンテンツ・リテラシー認定試験、JMUGマイスター認定試験、及びVR・3Dディジタル・コンテンツ・スキル認定試験を実施します。 このため、各認定試験を実施するため、認定試験委員会を設置し、試験問題の作成と評価を実施します。

VR・3Dディジタル・コンテンツ・リテラシー認定試験
当法人は、VR・3D ディジタル・コンテンツの概念、映像データを取り扱うに必要とされるネットワーク上の映像データの取り扱い、倫理、守秘義務、肖像権及び知的財産権等の基礎知識を確認し、VR・3Dディジタル・コンテンツの普及を図ることを目的として、VR・3Dディジタル・コンテンツ・リテラシー認定試験を実施します。
3D・VRディジタル・コンテンツ・リテラシー認定試験は、次の5区分の内容について、基礎知識及び技術力を認定します。
- 3D・VRディジタル・コンテンツの概念
3D・VRディジタル・コンテンツの概念として、撮影機材から3D・VR空間を構築するための基礎知識を確認します。 - 映像データのネットワーク上での取り扱い等に関する基礎知識
3D・VRディジタル・コンテンツの映像データのネットワーク上での取り扱いに関して、不正アクセスなどの脅威等の基礎知識を確認します。 - 映像データの取り扱いに関する倫理等の基礎知識
3D・VRディジタル・コンテンツの映像データのネットワーク上での展開と利用、差別、偏見、ハラスメント等の不適切な表現等を避けるための基礎知識を確認します。 - 映像データの法的権利の基礎知識
3D・VRディジタル・コンテンツの映像データのネットワーク上での展開と利用における名誉棄損、守秘義務、肖像権、商標権、知的財産権等の法的権利の基礎知識を確認します。
1から4の評価基準:各分野から合計50問の〇✖選択問題を出題し、70%の正答をもって合格とします。 - 実技選択
実技選択として、JMUGマイスター・スキル及び3D・VRディジタル・コンテンツ・スキルの実技認定試験を実施します。 - JMUGマイスター・スキル
JMUGマイスター・スキルとは、Matterport™、Leica™、Richo™等から販売される3Dカメラあるいはスキャナーを利用し、各社の提供するプラットフォーム上に3D空間を構築し、VR空間を精確に、効率的に提供し得る技術です。JMUGマイスターを、以下の種別に分け認定します。 - JMUGマイスター・レベル1
Matterport Pro2™、Richo THETA™、INSTA360™等の3Dカメラの技術の理論を理解するとともに、基本的知識と技術を有していることを判定し、認定する。具体的には、当法人のJMUG指定の研修会を受講して頂きます。30問の選択問題を解き、70%以上の正答を持って、資格を認定します。 - JMUGマイスター・レベル2
3Dカメラの本質を理解し、技術の熟達のみならず、 技術の理論を理解するとともに、新しい撮影手法を適切に採り入れる能力を有していることを判定する。具体的には、JMUGマイスター・レベル1の認定後、Matterport Pro2™、Richo THETA™、INSTA360™等の3Dカメラによる施設あるいは敷地等の場所を1施設200ポイント以上で50施設以上の撮影実績のリンクリストを提出して頂きます。また、30問の選択問題を解き、70%以上の正答を持って、資格を認定します。 - JMUGマイスター・レベル3
多くの撮影実績とウオークスルースペースの編集、追加、変更及び注釈を利用し、100施設以上のユーザからオーダーを受けたフォトグラファで、その実績のリンクリストを提出して頂き、その実績を持って、資格を認定します。 - JMUGマイスター・レベル4
豊富な撮影実績とウオークスルースペースの編集、追加、変更及び注釈を利用し、250施設以上のユーザからオーダーを受けたフォトグラファで、その実績のリンクリストを提出して頂き、その実績を持って、資格を認定します。 - JMUGマイスター・レベル5
膨大な撮影実績とウオークスルースペースの編集、追加、変更及び注釈を利用し、500施設以上のユーザからオーダーを受けたフォトグラファで、その実績のリンクリストを提出して頂き、その実績を持って、資格を認定します。 - 3D・VRディジタル・コンテンツ・スキル
3D・VRの技術向上を図り、3D・VR空間構築の発展に寄与することを目的として、3D・VRディジタル・コンテンツ・スキル認定試験を実施します。3D・VRディジタル・コンテンツ・スキル認定試験を3区分に分け認定します。 - 3D・VRディジタル・コンテンツ・スキル
3Dカメラ及びスキャナによる撮影及び編集に関する技術を判定し、認定します。このため、20件以上の成果物のリンクリストを提出して頂き、その実績を持って、資格を認定します。 - 点群データメッシュ化3D・VRディジタル・コンテンツ・スキル
3Dスキャナによる点群データの取得とメッシュ化に関する技術を判定し、認定します。このため、20件以上の成果物のリンクリストを提出して頂き、その実績を持って、資格を認定します。 - SDK組み込み3D・VRディジタル・コンテンツ・スキル
3D・VR空間の効率的な表現あるいは効率的な解析を目的として、SDKの組み込みプログラミング及び組み込みに関する技術を判定し、認定します。このため、20件以上の成果物のリンクリストを提出して頂き、その実績を持って、資格を認定します。
